ゆうたの夏休み自由研究（1996）

「あおむしのかんさつ」

7月26日

きのう、いの上のおばちゃんが、あげはのようちゅうをくれました。
ぱせりのはっぱに、ついていたそうです。
ぼくは、「うえーきもちわる」と、思いました。
それは、みどりいろでくろのよこじま、だいだいいろの水たまもようで、やく 5センチです。
みどりいろのうんちをします。ぱせりをいっぱい食べます。
頭をつつくと、ばっくします。
頭をつつくと、おこって、頭をぷりぷりうごかしました。
そして、黄いろのつのを二本出しました。
そして、へんなにおいを出します。

ひるの２時ごろより、うろうろしはじめた。
ばけつから出ていたのでもう一どばけつにもどした。
それでもうろうろして、げんかんのどあの上に行って、じっとしたままになりました。

7月27日

なんかいみても、きもちわるいな～～。
きのうの夕方から、じっとしたままだ。
よくみると、さかつんぶりでおしりに白い糸でいたに、また、せなかからいたにかけて白い糸で、
おちないようにしている。

夕方見たら、ようちゅうがまっくろになっていた。
くびをだらんとさせて、へんだった。

7月28日

朝おきてみたら、ようちゅうがいないなと思ったら、下におちてぺっしゃんこになってしんでいた。
かわいそうだとおもった。

7月29日

いの上のおばちゃんから、くちなしのはっぱについていた、ちょうのようちゅうをもらいました。
まえのようちゅうとは、ちょっとちがいます。
それは、もようがちがいます。おしりのほうにつのがあります。
5センチぐらいの大きさです。
はっぱをもりもり食べて、みどり色のうんちをします。
ようちゅうの色は、黄みどり色です。

7月30日

虫は、もりもりはっぱを食べます。
いの上のおばちゃんから、くちなしのはっぱをもらいました。

7月31日

虫がいなくて、おおさがしした。げんかんの戸、ほうきのうしろ、くつ、がくのうしろ、などさがしたが、いない。
おかしを買いにいこうとしたねえちゃんがはいたくつの中にいた。
つぶされなくてよかった。
虫が、ちゃ色にかわっていた。ばけつの中に、もどした。
そして、あみでつきで、にげないようにした。
はっぱは食べないよ。

8月1日

虫はなんどみても、きもちわるい。
虫は、ちいさくなった。三センチぐらい。
うんちいっこだけでした。
はっぱは、食べていない。
ばけつのそこでじっとしている。

8月5日

きのう、少林寺のがっしゅくからかえってから、ばけつの中の虫を見た。
そしたら、だっぴしていた。色は、こげちゃ色だった。
わ～～。いきていてよかった。
しっぽをつついたら、ぴくぴくうごかした。
これから、さなぎになるかな？と思った。
だっぴしたかわには、つのがあったけど、さなぎのほうには、つのがなかった。

8月6日

きのうと同じじょうたい。
さなぎになってからは、なにも食べてないし、うんちもしない。
このさなぎは、ばけつの中でなったので、こていのための糸を出していないので、ばけつの中で
ころころしています。
さなぎになって二日め。
いきとるかな？つついたら、うごいた。
さなぎは、かたいな。

8月8日

きのうと同じじょうたい。

8月10日

きのうと同じじょうたい。

8月11日

同じことだ。木のぼうでつついたら、さなぎはうごいた。
さなぎはいきていた。

8月12日

らじおたいそうのかえりに、同じようちゅうをもらった。
8月10日に、ばけつの中でまゆをつくった。
8月11日に、まゆの中でさなぎになった。そのまゆには、うんちや木がついていた。

8月13日

朝、お母さんが、おぼうさんがきなるので、にわから外にばけつを出しました。
そしたら、おばあちゃんが虫にきづかず、ばけつの中に水をいれてしまった。
けれど、すぐにあげたので、いきていました。
まゆから出てしまいました。いきとるかためしてみた。
つついたら、おしりをぴくぴくさせた。
一っぴきだったらかわいそうだから、あかいばけつにいっしょにいれた。
あとからもらったさなぎのよほうが大きい。

8月17日

きょうのひる、まんばからかえったら、がになっていました。
ぼくは、あげはちょうになると思っていた。
でも、そのがは色がきれいでした。
はねをぶるぶるさせて、とぶじゅんびをしている。

いえの前の木にはなして、三じかんごにとんでどこかにいった。
さなぎになってから 14日で、がになった。

8月20日

じどうかんに行って、図かんでがの名まえをしらべてきました。
オオスカシバ でした。
虫のときは、はっぱを食べて、さなぎのときは食べない。
がになったら花のみつをすう。
ようちゅうはくちなしのはにつく。

図かん：

標準原色図鑑全集１　蝶・蛾
白水隆・黒子浩共著
保育社

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